パブリック クラウドでイノベーションの力を引き出す

Workday のパブリック クラウド サービスを拡大することが、お客様の規模、地域、業界を問わず、独自の価値を提供することを最優先で進める、当社の取り組みの延長線上にある理由について、Workday のテクノロジー リーダーを務める Campbell Webb が説明します。

Workday のコアを成すのはイノベーションです。クラウドがまだ未開拓分野だった 2005 年にクラウド サービスを提供する企業として設立して以来、Workday は絶えず変化するお客様の期待を予測し、期待に応え、期待を上回るため、常に進化してきました。

私たちは当初、独自の専用データ センターに多額の投資を行いました。その頃パブリック クラウドは登場したばかりで、エンタープライズ アプリケーションにどのような価値をもたらすのかがまだ実証されていなかったからです。最高レベルのパフォーマンス、可用性、セキュリティをお客様に提供できる唯一の方法は、独自のプライベート クラウドを運用することだと認識していました。 

時が経つにつれ、社内のテストや開発ニーズに対応するため、パブリック クラウドを使用する機会が増えていきました。さらに数年経ち、パブリック クラウド サービスは飛躍的に進化し、成熟の様相を呈してきました。そこで当社は、お客様のイノベーションを加速させ、価値創造までの時間を短縮することを目指して、Amazon Web Services, Inc. (AWS) や Google Cloud など、革新的なパブリック クラウド プロバイダとの提携を決断しました。

クラウド インフラ戦略に関しては、パブリック クラウド サービスを複数のエンタープライズ級ベンダーに拡大することで、お客様の規模、地域、業界に関係なく、独自の価値を提供し続け、規制やビジネス推進要因を問わず、お客様により多くのイノベーションの機会を提供できると考えています。

高性能な機能から自由に選択できるという仕組みを確立しその提供を継続しているのは、お客様にとっても、当社自体の成功という観点からも極めて重要です。当社がすぐにアクセスできるインフラ サービスを活用し、意味のあるビジネス価値をより迅速にお客様に提供できるようにしている理由はここにあります。こうした要因からもたらされるメリットについて、ほんの一部ですがここから詳しくご紹介します。

私たちはお客様に最大の価値をもたらす領域に注力したいと考えています。

マルチクラウドの力を活用する

重要なことは、複数のパブリック クラウドで Workday を利用できるようにすることです。マルチクラウド化することで、イノベーション競争を勝ち抜いた高性能機能の中から任意の機能を選択できます。ベンダー間の競争は活発化しており、パブリック クラウドには数十億ドルもの投資が行われています。実際、当社は 独自のマルチクラウド フレームワークを Google Kubernetes Engine (GKE) 上に構築し、これに多額の投資を行うことで、お客様に柔軟性を提供しつつ、クラス最高のパブリック クラウド機能を活用できるようにしています。 

当社はすでに、Workday ファイナンシャル マネジメント (財務管理)Workday ヒューマン キャピタル マネジメントを、米国、カナダ、シンガポール、ドイツ、オーストラリアの AWS で利用できるオプションをお客様に提供しています。Workday ファイナンシャル マネジメント (財務管理) と Workday ヒューマン キャピタル マネジメントは、一部の市場の Google Cloud でもご利用いただけます。私たちの目標は、利用可能な製品や地域を拡大し、当社の戦略的な成長イニシアチブをグローバル規模にまで広げることです。 

パブリック クラウド プロバイダによる多額の設備投資と、設備投資が生み出す幅広い機能は強力です。Workday はこれらの機能を利用することで、Workday のコア サービスを強化するだけでなく、人工知能 (AI) 機能や機械学習 (ML) 機能といった基本的なツールを活用していきたいと考えています。Amazon Aurora、GKE など、最も革新的で強力な機能を提供するパブリック クラウド ベンダーと提携することで、お客様に競争上の優位性を提供できるようにしています。AI/ML に関しては特にそうです。 

パブリック クラウドプロバイダと連携することで、その広範なインフラと機能を活用し、当社の AI サービスを強化しています。そのため、お客様は高度な分析機能、インテリジェント オートメーション、予測的インサイトなど、多様な AI/ML 機能を使用して、イノベーション、拡張性、ROI をすばやく実現することができます。 

その良い例が、当社初となる文書理解アプリケーションの開発・提供です。たとえば、光学式文字認識 (OCR) で経費領収書を読み取る機能は、社内で構築したテクノロジーをベースにしていてます。OCR は AI /ML を使用して多くの手動プロセスを合理化するほか、経費領収書のスキャン、サプライヤ請求書のスキャンなど、人間によるデータ入力の必要性を排除します。当社は現在、OCR に Google Cloud’s Procurement DocAI ソリューションを活用しています。

同様に、ML 開発専用のコンピューティング/ストレージ インフラを構築、管理する代わりに、AWS のインフラ サービスを活用しています。  

私たちはお客様に最大の価値をもたらす領域に注力したいと考えています。最先端の機能を独自に構築し続けることに加え、パートナーの革新的なインフラも活用しています。言い換えれば、OCR のような Workday のコア サービスを補完する Workday の各種機能を使用すると、さまざまなパブリック クラウド プロバイダの機能を活用・連携できるため、クラス最高の機能を提供しつつ、お客様のデータを保護し、規制要件に準拠することができるのです。

ただし当社は、プロバイダのクラウド サービスの使用については慎重を期する必要があることも認識しています。マルチクラウド ポータビリティの実現には時間が必要になりますが、私たちはコンピューティング/ストレージ/ネットワークあたりの価格という最低限の価値を超えて、お客様のビジネスにもたらす全体的な価値を見据えています。

マルチクラウド化することで、イノベーション競争を勝ち抜いた高性能機能の中から任意の機能を選択できます。ベンダー間の競争は活発化しており、パブリック クラウドには数十億ドルもの投資が行われています。

お客様の成功を第一に考える

Workday はお客様の成功によって成長します。当社がエンジニアリングに継続的に投資を行い、お客様が最高レベルのパフォーマンス、拡張性、セキュリティ、満足度、成功を達成できるようにサポートしている理由はここにあります。そのため、パブリック クラウドにデプロイされた Workday をご利用のお客様は、メンテナンス期間中も Workday の利用を継続できます。一方、当社は今後もデータ センターを運用、拡張、強化していく予定です。Workday データ センターをご利用のお客様は、これまでと同様、質の高い顧客サービスと継続的なイノベーションをご利用いただけます。 

同時に当社は、多くのお客様にとってパブリック クラウドが最適なソリューションであることを認識しています。独自の目的に基づいて主要なパブリック クラウド プロバイダを利用してきた経験を活かし、当社は社内で重要な専門知識を構築し、各主要プロバイダとの相互理解を深める機会を得てきました。 

これらのメリットは、当社が主要なパブリック クラウド プロバイダとの提携を通じてサービスを拡大していく中で、お客様に広く還元していく予定です。当社はパブリック クラウドを通じて価値やお客様のイノベーション能力を最大化したいと考えています。

Workday はこれらの機能を利用することで、Workday のコア サービスを強化するだけでなく、人工知能 (AI) 機能や機械学習 (ML) 機能といった基本的なツールを活用していきたいと考えています。

将来に目を向ける

Workday は革新的なアイデアから出発し設立された企業です。エンタープライズ ソフトウェアはビジネスを阻害するのではなく、支援するものであるべきであるという考え方は、現在も当社の根底にあります。お客様がパブリック クラウドで Workday を利用できるようにすることは、継続的なイノベーションの提供という当社の取り組みを進めるうえで次の重要なステップとなります。多くの場合、新しいお客様はパブリック クラウドをすでに使用しています。 

私たちの次の目標は、パブリック クラウドに移行することで大きなメリットを直ちに享受できる一部の既存のお客様をサポートすることです。当社は取り組みを進めるとともに、お客様が Workday をシームレスに利用できる環境を確保し、より大きなメリットを引き出せる新たな機会を提供し続けてまいります。

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