Workday で企業のデジタル化を成功させる方法
Workday の最高顧客責任者である Sheri Rhodes が、デジタル投資の価値を最大化するために役立つベストプラクティスを紹介します。
Workday の最高顧客責任者である Sheri Rhodes が、デジタル投資の価値を最大化するために役立つベストプラクティスを紹介します。
私にとっての最優先事項は、お客様の成功とその全体的なエクスペリエンスです。お客様が Workday を運用するあらゆる段階で有意義な価値を提供することが、私の役割のうち最も重要なことの 1 つです。これには、お客様が確実にデプロイメントを行い、Workday テクノロジーの導入を成功させられるようにすることも含まれます。Workday は、組織には「アクセラレーションのギャップ (リソース、スキル、能力が急激な変化に追いつかない)」に陥る可能性があることを理解しています。そして、それをサポートするのが私たちの使命です。
投資の価値と効果を最大化するには、テクノロジーを機能させて最大限に活用する方法を理解しなくてはなりません。そのための 5 つのヒントについて詳しく説明します。
1.自信を持ってデプロイメントを進める。「時は金なり」の世界では、新しいソリューションの効率的かつシームレスなデプロイメントが不可欠です。ただし、新しいテクノロジーをデプロイする際には、変化し続けるワークフォース ニーズ、ステークホルダーからの高い期待、投資利益率を早期に高める必要性により、判断が難しくなりがちです。企業が複数の変革イニシアチブを同時に進める場合、複雑さが増し、状況はさらに悪化します。
新人アスリートが出場後すぐにウイニング ショットを決めることを期待できないのと同様に、他者からのサポートなしでシームレスかつ迅速なデプロイメントを実現しようとするのは現実的ではありません。何千ものデプロイメント成功事例に基づいて、パーソナライズされた専門的なガイダンスを提供してくれるコーチがいれば、お客様は自信を持ってデプロイメントを行えます。たとえば、Workday Success Plans で提供されている包括的な専門知識、サポート、トレーニングを活用すれば、デプロイメント時から本番稼働後にわたって効果的なサポートを得られます。
2.企業のビジネス目標にテクノロジー機能を結び付けるテクノロジーはビジネスを変革する明らかな可能性を秘めていますが、それによって具体的にどのような組織変革を行うかを判断するのは難しいものです。多くの企業がこのような点に苦慮しています。しかし、ビジネス目標とテクノロジー機能を結び付けることができれば、大きなメリットが得られるはずです。
Deloitte 社によると、特定のテクノロジー投資と明確なデジタル トランスフォーメーション戦略を合致させることで、戦略のみの場合と比較して 2 倍、変革能力のみの場合と比較して 3.5 倍の価値を創出できます。どちらの能力がビジネス目標と最も合致するかを特定してから、機能導入計画を策定することが重要です。これにより、望ましいビジネス変革を迅速化することができます。
3.自主性と生産性を向上させるためにチームのスキルをレベルアップする。テクノロジー投資の効果を最大限に高めるには、その仕組みと可能性を理解することが重要です。しかし、これは時間とリソースの限られたチームにとっては難しく、訴求力に欠ける 2 つのオプションから選ばなくてはなりません。それは、「設定のリクエストをすべて他部門やサードパーティ ベンダーにアウトソーシングする」、または「複雑なユーザー マニュアルを使用して自力で対応する」のいずれかです。
幸いなことに、このデジタル時代には第 3 のオプションが登場しています。そのオプションとは、テクノロジーを管理するチーム向けに利用しやすい魅力的なオンデマンドのラーニングを提供することです。これにより、各チームは独自の専門知識を伸ばし、自信を持ってテクノロジーを管理して、直面する問題や疑問点に迅速に対処できるようになります。
また、各チームはテクノロジーの専門知識を伸ばすだけでなく、差し迫ったニーズに対応したり、時間を節約したりできるようになります。このオプションは、社員エンゲージメントと生産性の改善、自立性の向上、継続的なラーニング文化の醸成といったさまざまな利点ももたらします。また、メンバーに新しいテクノロジーを効率良く活用するためのスキルを提供すれば、それぞれのメンバーがより有意義な仕事に取り組み、他の重要なタスクに必要となるキャパシティを解放できます。
4.適応力を高めてイノベーションのペースを維持する。経済の不確実性、市場のディスラプション、競合からのプレッシャー、急速なテクノロジー イノベーションによって、市場環境はかつてないほどのスピードで変化しつつあります。組織はこのような状況下で、自信を持って迅速に対応できるテクノロジーの優位性を追求するようになっています。とはいえ、ほとんどの組織がその変化の速さについていけていないというのが実情です。
適応力は組織にとって欠かせないものです。新たなオポチュニティを活用できるだけでなく、競争上の優位性を争う中で不意を突かれることもなくなります。オポチュニティやイノベーションが見込めるときにだけ取り組むのではなく、継続的に適応力を育み、強化することが重要です。テクノロジー投資の活用方法についてエキスパートからガイダンスを得て、変更の効果的な管理、リスクの軽減、成長のための計画の策定を行う必要があります。そうすることで、チームは変更が生じた際に必要なスキルと知識を活用できるようになります。これを活かして的確かつ実践的な調整を速やかに行い、自信を持って対応できます。
5.必要な技術サポートを活用して、先を見据えて業務に注力できるようにする。インシデントや障害が発生すると、効率が下がるだけでなく、コストが生じてビジネスに混乱が生じる可能性があります。サポート スタッフ チームの支援によって課題に対処できても、そのためのコストがかかります。そのため、多くの組織は十分な技術サポートと運用コスト管理の適切なバランスを取れずにいるのです。
クラウド ネイティブなプラットフォームは、自動化された組み込み型のプロセスと、レガシーのオンプレミス システムよりも変化に強いアーキテクチャを備えており、この 2 つのバランスをとることができます。ただし、クラウドを利用する場合であっても、組織がスムーズな運用を確実に行うためには信頼できる包括的なオンデマンドのサポートが必要です。先を見据えて業務に注力するためには、サポートによる安心感が最も重要なのです。
デジタル投資の価値を最大化する方法について詳しくは、「テクノロジー投資の価値を最大限に引き出す」をご覧ください。
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