Workday Extend の一般提供を開始
Workday Extend (旧 Workday クラウド プラットフォーム) により、Workday の接続性、適応性、拡張性がさらに強化されます。すでに Workday Extend の利用を始めているお客様が、パンデミックがもたらした激しい変化にどのように適応しているのかをご紹介します。
Workday Extend (旧 Workday クラウド プラットフォーム) により、Workday の接続性、適応性、拡張性がさらに強化されます。すでに Workday Extend の利用を始めているお客様が、パンデミックがもたらした激しい変化にどのように適応しているのかをご紹介します。
Workday プラットフォームを開発する計画を最初に発表して以来、Workday はアジリティと適応力をさらに引き上げるソリューションの開発に懸命に取り組んできました。これにより、お客様とパートナー様が Workday のコア アプリケーションを拡張して、必要不可欠かつ変化し続けるニーズに対応できるようにするためです。
プラットフォームの進化が進む中、本日は重要なお知らせが 2 点あります。
1 つ目は、当初 Workday クラウド プラットフォームという名前で提供されていた製品の名称が Workday Extend に変わりました。Workday クラウド プラットフォームは、お客様やパートナー様が独自のビジネス ニーズに対応するために、Workday で提供されている機能をベースにしてアプリや拡張機能を開発するためのものです。Workday 全体の拡張性をサポートするようツールとソリューションのポートフォリオが拡充されたことを受けて、Workday クラウド プラットフォームの名称にも反映させました。このポートフォリオには Workday Extend と Workday インテグレーション クラウドが含まれています。Workday インテグレーション クラウドは、外部システムへのアクセス、データのやりとり、プロセス自動化のためのインテグレーション機能のセットであり、すべての Workday 製品に含まれています。
2 つ目は、さらに重要なお知らせになりますが、Workday Extend の一般提供が開始されました。
まさに絶好のタイミングでのリリースとなりました。COVID-19 のパンデミックにより、多くの企業が突如として大きな変化に見舞われ、新たなレベルの対応力が求められるようになりました。すでにクラウド環境で業務を行っている組織であれば、オンプレミス システムと比較して遥かに柔軟で強力なクラウド システムのメリットを理解していることでしょう。
話は戻りますが、Workday Extend と Workday インテグレーション クラウドという 2 つの拡張ソリューションをなぜ 1 つのポートフォリオの下にまとめることにしたのかご説明します。製品に拡張性を持たせるという構想は Workday インテグレーション クラウドから始まりました。2011 年の発表以来、Workday インテグレーション クラウドはその実績に裏打ちされ、幅広く採用され続けているエンタープライズ級のインテグレーション ソリューションです。過去 1 年だけで、Workday インテグレーション クラウドは 1 億 1,500 万件以上のインテグレーションのリクエストにお応えしました。
Workday インテグレーション クラウドは当社のプラットフォーム ソリューションの鍵となる要素であり、Workday クラウド プラットフォームのポートフォリオにこれを含めたことで、この必須のテクノロジーの利用に関して何らかの変更や影響が生じることはありません。Workday インテグレーション クラウドは、今後もすべての Workday アプリケーションに含まれ、中心機能として機能します。
Workday Extend を広く一般提供することで、Workday の接続性、適応性、拡張性をさらに強化し、お客様がこの不確かな時代に価値を生み出し続けるお手伝いをさせていただきます。たとえば、以下にご紹介する 2 社はフォーチュン 500 にも選出された当社のお客様ですが、Workday Extend を使用して、ニーズに合わせた重要な機能を開発し、ビジネスと安全性の新しい要件に素早く対応することができました。
ある大手メディアのお客様は、Workday のサービスを利用してパンデミック期間中にエッセンシャル ワーカーが危険手当を記録できるアプリを開発して展開しました。アジリティを持って作業を進めることができ、これを 2 週間足らずで完了させることができました。
ある Workday パートナー様は、COVID-19 の規制緩和に伴い、職場への復帰をサポートするアプリの開発に取り組み始めました。Workday Extend を活用することで、世界的なパンデミックがもたらした状況の目まぐるしい変化に合わせ、開発と試作を迅速に行うことができました。このアプリでは、潜在的な症状について Workday 内で社員が毎日自己評価を行って、オフィスに出勤しても安全かどうかを判断できる便利な機能が提供されます。自己評価によって収集されたデータは、職場の特定のエリアやフロアーが何らかのリスクにさらされていないかを判断するために匿名で使用され、会社と社員の双方が迅速かつ効果的に意思決定を行えます。
さらに、IBM 社と PwC 社も、Workday のお客様が COVID-19 の影響を切り抜けるために役立つ Workday Extend アプリを開発しています。
Workday Extend をご利用いただくと、Workday クラウド内でアプリを確実かつ安全にデプロイおよび実行できるという安心感のもとに開発を進められます。汎用プラットフォームで新規の開発をする際の面倒な問題とは無縁です。ホスティング、パイプライン、デプロイの処理は製品が実行します。現在までに、80 を超えるアプリがお客様により開発され、デプロイされています。ここ数か月でお客様によって構築されたビジネス クリティカルでイノベーティブなアプリをいくつかご紹介します。
報酬サイクル期間の予算配分をシンプルにする報酬レビュー アプリ。
ラインワーカーの認定基準と安全性基準が米国食品医薬品局の規制に準拠していることを確認するためのトレーニング検証アプリ。
困難を抱える学生とメンターをつなぐ学生カウンセリング アプリ。
有料の学習コンテンツへのアクセスを提供する課金アプリ。
お客様による早期導入の期間を設けることにより、プラットフォームに多くの知見を取り入れ、完成度を高めることができました。つまり、Workday Extend は、以下のように強力かつ実証済みの機能を備えています。
モバイルでもデスクトップでも、使い慣れた Workday のエクスペリエンスと調和するユーザー インターフェイス。
一般に公開されている REST API (Workday またはそれ以外) と接続可能。
オーサリング プラグイン、コマンド ライン ツール、アプリ管理コンソールといった完成度の高い開発ツール。
トレーニングやサポートのための充実したリソースを提供し、Workday Extend 開発チームを包括的にサポート。
イノベーションとは 1 つの会社の中に収まるものではありません。Workday のシステム インテグレーション パートナーが、業界での経験と Workday 製品の専門知識を組み合わせることで、お客様が効率的なデプロイと高パフォーマンスを実現できるフレームワークを構築します。それと同時に、Workday は、オブジェクト データ モデルやワークフローの拡張を行うなど、新しいツールやコンポーネントによって Workday Extend を機能強化していきます。
また、Workday のパートナー様とお客様が力を合わせることで、さらに大きな力を発揮できると考えているので、お客様とパートナー開発者がコラボレーションを行ったり、ライブラリとアプリを共有したりするための新たな方法を提供する予定です。
Workday のイノベーションがお客様のイノベーションを加速し、またその逆も同様であると考えています。Workday Extend を使用することで、Workday のコア機能を遥かに超える拡張を行うことができます。これは、信頼性の高いデータ、確かなセキュリティ、パーソナライズされたエクスペリエンス、Workday の信頼性とパフォーマンスが組み合わされることでさらに効果を発揮します。今後生み出される新しいエクスペリエンスとアプリがどのようなものになるのか、非常に楽しみです。アジリティとインサイトを活用し、上で紹介したお客様のユース ケースでも実証されているように、すべての人々の健康と安全に配慮することで、変化し続ける環境を切り抜けることができるでしょう。
さらに読む
人々が一同に会する Workday Rising 2024 にご参加ください。貴重なコネクションを構築し、AI イノベーションを確認し、ビジネスを長期にわたって前進させる最先端の戦略について意見を交換できます。Workday の最高マーケティング責任者を務める Emma Chalwin が詳細を説明します。
この記事では、『グローバル影響レポート (2024 年)』のハイライトと、Workday の今後の取り組みについて紹介します。
Workday が初めて、フォーチュン 500 社リストに掲載されました。これで、収益面において米国最大手企業の 1 社として評価されたことになります。この節目についてどう考えているのか、今後 Workday はどのようにお客様のビジネスに貢献していくのかについて、Workkday の最高経営責任者を務める Carl Eschenbach に話を聞きました。