Workday Extend: 人事と財務のための新しいビジネス機能を迅速かつシンプルに構築

Workday Extend により、顧客は財務および人事の新しいビジネス機能を確実に構築、導入、管理することができます。Extend は Workday のアプリケーションと同じプラットフォーム上に設計されているので、エンタープライズ レベルのスケールとスピードが提供されます。

より良いデジタル機能に対するニーズはとどまることはありません。新しいビジネス要件やシステム要件は、新たなチャンスと同様、意表を突いて現れます。そのきっかけとなるのは、ビジネス プロセスの変更、市場の変化、新しいコンプライアンス要件、競合他社の動向です。さらに、外部イベントも影響し、ワークフォース構造の拡大、スキルに対する需要の増大、財務プライオリティの変更などがほぼ一夜にして発生します。全体的に見れば、このことはデジタル アクセラレーションのギャップを生み出しており、多くの企業が変化の速さについていくことができない状態にあります。IT チームはセキュリティの徹底した監視を続ける一方、これまで以上に新しいデジタル ビジネス機能を迅速に提供することが求められています。 

Workday Extend は、財務および人事 (HR) の新しいビジネス機能を確実に構築、導入、管理するためのテクノロジー プラットフォームです (Netflix 社と Unum 社が Extend からどのようにメリットを享受しているかについて以下をお読みください)。Workday Extend は Workday のアプリケーションと同じプラットフォーム上に設計され、エンタープライズ レベルのスケールとスピードが提供されます。Workday Extend を使用して開発されるアプリケーションは、Workday ユーザーのホーム画面やダッシュボード、関連操作からアクセスできます。Workday に搭載されている慣れ親しんだユーザー エクスペリエンスで一貫性が保たれ、導入も簡素化されているため、最終的にはユーザー普及率を上げることができます。Workday Extend アプリケーションにより提供されるビジネス機能は、Workday のコア データおよびコア プロセスと連携しており、この連携機能は外部システムで置き換えることはできません。

Workday Extend は 2 つの新しい強力な機能で拡張されています。 

  • Workday Orchestrate は、すべての Workday Extend サブスクリプションに含まれる機能で、Workday 内で実行されるプロセスの連携をサポートし、外部システムと連携します。Workday Orchestrate を使用すると、開発者は連携ビルダーと呼ばれる直観的なドラッグ アンド ドロップのユーザー インターフェイス (UI) を使用して、視覚的に連携機能を構築することができます。フローやマップ データを定義し、変換を実行するガイド付きの機能が提供され、開発にかかる時間と労力が削減できるように設計されています。開発者は Workday Orchestrate を使用して、Workday 固有のビジネス プロセス、データ、エクスペリエンス、サードパーティ サービスと確実に連携するために必要な新しいユース ケースのための連携機能を構築できます。すべての連携機能は信頼できるデータ ソースを元に構築され、そのデータはコンテキストが保持され、安全でプライバシーが確保されている場所に保管されます。これにより、コア システムからデータを抽出するという余計な労力とリスクを排除して、独自のプロセス ニーズを満たすことができます。

  • 開発者独自のビジネス オブジェクトとビジネス プロセスを構築するために、開発者向けの新しいデータとロジック コンポーネントをサポートして、Workday Extend のアプリケーション データを保存、処理、保護します。顧客によって提供されるこれらの新規オブジェクトとプロセスにより、Workday 固有の機能である Workday のデータ モデルを拡張できます。顧客はこれらの新しく構築されたオブジェクトと、Workday が提供するビジネス オブジェクトおよびビジネス プロセスを結びつけて、高度なデータ モデルを構築できます。さらに、Workday の既存のセキュリティ モデルを活用することで、新しいオブジェクトとプロセスは、顧客が Workday のアプリケーションに期待するものと同じ、安全かつ編集可能でレジリエントな機能を継承します。加えて、新しいオブジェクトとプロセスが構築されると、パブリック REST API が自動的に作成され、他の開発者へのアクセスやプロセスの使用が可能になり、新しい機能を迅速かつ大規模に構築する能力が継続して向上していきます。

Workday Extend を使用すれば、顧客は新しいデジタル ビジネス機能を迅速に構築し、デジタル アクセラレーション ギャップをデジタル トランスフォーメーションの機会に変えることができます。

Workday Extend にこれら 2 つの主な機能が追加され、Workday の環境で新しい機能を作成し、展開する企業のサポートが拡大しています。Workday の環境では、信頼できる財務および社員のデータとプロセスが適切な場所に配置され、すべてを連携させることができます。Workday Extend では、新しいデジタル機能をより迅速に構築するプラットフォームが IT 部門に提供されるため、IT テクノロジー スタックが簡素化し、重要な財務データや人事データをより安全に管理できます。これらのメリットを 1 つずつ明らかにし、Workday の顧客がこれらの機能をどのように適用しているのかを確認しましょう。

より迅速な構築: 従来の開発で必要とされた時間に比べてごくわずかな時間で、Workday Extend は情報技術 (IT) チームに高度な拡張性を持つプラットフォームを提供し、Workday の環境と同じような操作性を持つアプリケーションとエクスペリエンスを確実に構築し、既存のデータ、プロセス、フロー、セキュリティのコンテキスト内で操作できます。さらに、開発者はすでに確立されているデータ構造と設計パターンを再利用できるため、これまで数か月かかっていたアプリケーションの構築とデプロイを数週間で行うことができます。

テクノロジー スタックの簡略化: 複数の開発プラットフォーム、ワークフロー、インテグレーション ツール、管理システムなどをパッチワークのように組み合わせてアプリケーションを導入している場合、IT 部門はツールセットの管理に多くの時間が取られ、新しいビジネス機能の構築にかける時間が少なくなります。信頼できる既存システム内にあるこれらのツールから新しい機能を構築すれば、コストの削減と、すでに身に付けているスキルを利用することが可能です。さらに、デジタル アクセラレーション ギャップの増大に対処するための IT リソースが解放され使用できるようになります。 

より安全な開発: データが基幹業務システムから抽出、変換され、テクノロジー スタック間に取り込まれる流れにおいては、本質的にデータ移動でセキュリティ リスクが高まり、IT 業務を管理するコストが跳ね上がります。システム間でデータ移動を行わずにデータを使用できるのであれば、データのサイロ化を回避し、セキュリティ上の弱点を減らし、大きな利益を上げることができます。

また、Workday Extend の顧客は Workday Extend のアプリケーション カタログを活用して、さらに多くの時間を節約しています。このカタログに含まれている多数のアプリ テンプレートとリファレンス アプリは、それぞれの顧客の独自のニーズに合わせてすばやく設定とデプロイができるように準備され、共通のビジネス シナリオに対応しています。

開発者はすでに確立されているデータ構造と設計パターンを再利用できるため、これまで数か月かかっていたアプリケーションの構築とデプロイを数週間で行うことができます。

財務部門と人事部門の多様なニーズを抱えるさまざまな組織における Workday Extend の価値について、運用中の 200 を超える Extend のアプリケーションについても確認してみましょう。 

  • Netflix:社 社員向けセルフサービス機能であるストック オプション プログラム登録のアプリケーションを、オープン登録用と新規採用登録用に構築しました。Workday Extend の新しいデータ コンポーネントを使用して、プログラム管理者により制御される設定ルールが構築されました。ストック登録プロセスを効率化したことにより、Netflix 社の 7,000 人以上の対象社員全体における初回の評判は非常良いものでした。 

  • Unum 社: 福利厚生のプロバイダである Unum 社は、インクルージョンとダイバーシティのチャンピオン プログラムをゲーム化するためのレコグニション バッジのアプリケーションを構築しました。このアプリケーションは、Workday の社員プロファイルに「チャンピオン バッジ」として保存され表示されます。社員は、スキルを高めて包括的戦略を学ぶことができる Workday ラーニングのカリキュラムを完了すると、バッジを獲得できます。

  • Workday: チャリティへの寄付のアプリケーションとクレジット カード申請用のアプリケーションを構築しました (いずれのアプリケーションも Workday Extend アプリケーション カタログで利用できます)。このクレジット カード用アプリケーションを使用すれば、組織は Workday Orchestrate を使用してクレジット カードの申請プロセスの承認、データ統合、通知など各プロセスをすべて簡素化して、クレジット カードをすばやく発行できます。このアプリケーションにより、財務部門の負担を減らして、その膨大なプロセスをサポートできます。 

最も重要なのは、Workday Extend を使用すれば、顧客は新しいデジタル ビジネス機能を迅速に構築し、デジタル アクセラレーション ギャップをデジタル トランスフォーメーションの機会に変えられるということです。Workday Extend では、独自の、しかも重要なプロセスやエクスペリエンスを必要に応じて作成し、安全かつシームレスに提供できるということを、お客様が実証し続けています。この他の Workday の顧客も、Workday Extend を利用してさらに高い拡張性を築き、Workday のすべての顧客が成功することを楽しみにしています。

この Web セミナーに登録して、Netflix 社と Unum 社が Workday Extend をどのように活用し、ビジネスを展開しているのかをご覧ください。このレコーディングをご覧になれば、他の企業における Workday Extend の活用の様子がお分かりいただけます。または、この役立つインフォグラフィックをダウンロードしてください。 

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