職場とコミュニティにおけるエクイティのサポートを強化する Workday のコミットメント

Workday での多様な人財の採用と育成を強化し、ビロンギングの文化をさらに育み、インクルージョンを重視した製品とテクノロジーを構築し、コミュニティを強化する Workday の計画の詳細について、当社のチーフ ダイバーシティ オフィサーである Carin Taylor がご紹介します。

当社では創業当初から社員が最優先のコア バリューに位置づけられ、会社を形作るうえでも重要な役割を果たしてきています。その一環として、職場のエクイティ (公平性) についてのコミットメントおよびビロンギングとダイバーシティ (B&D) への意識的な取り組みを、さらに一歩進めようと考えています。これらには、エンプロイー ビロンギング カウンシル (EBC) を設立することや、専属で活動に取り組む B&D チームを編成することが含まれます。さらに、すべての人を取り込み、誰もが尊重され受け入れられていると感じられるようにするための活動として、インクルージョン、ビロンギング、エクイティの尊重 (VIBETM) という新たなアプローチも展開します。 

当社はこれまでに大きな進展を遂げて来ましたが、さらにやるべきことや改善点があることも確かです。今年起こった、黒人社会のメンバーに向けられた愚かな暴力により、個人として、また企業として社会的および人種的正義を支える責任があることに注目が集まりました。私個人にとっても、また人種差別に立ち向かう人々にとっても、この数か月は困難な時期でしたが、今後も希望と思いやりの心を持って未来に向かいます。これまで以上に鋭敏かつ自覚的になり、私の考えに共感して有意義な活動を行ってくださる Workmate の声を励みに進んでいきたいと思います。そのようなわけで、7 月に概要をお伝えした 4 つの指針の詳細をここに紹介し、職場とコミュニティにおけるエクイティを向上させるコミットメントを共有できることを非常に嬉しく感じています。

周りの声に耳を傾け学ぶ

Workmate は私たちのエクイティに対するコミットメントに大きな関心を寄せ、それを達成するすばらしいアイデアを持っています。このことから、Workmate の声に耳を傾けてそこから学び、情報の収集から始めるのが重要だと思いました。情報は調査、タウン ホール ミーティング、ブレインストーミング セッションを通じて行われ、どのように改善すればよいかについて 200 以上ものアイデアを得ることができました。また、EBC とともに広範囲にわたる議論を行いました。これには黒人コミュニティとその支持者のための EBC である Talented Tenth も含まれ、私たちの活動にとって大きな役割を果たしてくれました。

これらのコッミットメントをサポートするために、今後 3 年間で 4,500 万ドルを超える追加投資を行う予定です。

さらに重要な取り組みの一環として、技術、法務、人財アナリティクス、プロフェッショナル サービス、リクルーティング、営業、および Workday on Workday の各チームから選ばれた専属の 20 名の Workmate が、今後 1 年間フルタイムで B&D の意欲的な計画の実現に注力する、VIBE Accelerator Team を結成しました。

Workday のコミットメント

やるべきことや検討すべき領域が多くあることは承知したうえで、未来を見据えた場合に最も大きな影響を与えられるとともに、最も早急な進展が求められる箇所に重点を置いています。今年発生した出来事への対応を念頭に策定されたこれらのコミットメントは、有意義な行動につながるものである必要があります。これらをサポートするために、今後 3 年間で 4,500 万ドルを超える追加投資を行う予定です。同時に、B&D チーム主導のもとで EBC も交えながら、B&D のより広範な取り組みを継続する予定です。この活動では、世界中のすべての Workmate を VIBE アプローチに取り込むことに重点を置き、影響範囲を拡大していきます。

多様な人財の採用と育成。Workday では社員をコア バリューとしており、多様な人財こそが成功の礎となることを認識しています。当社で不足している人財の求人、採用、および育成を増やすことに注力する理由はそこにあります。B&D チームがすべての Workmate コミュニティと関わると同時に、VIBE Accelerator Team はまず、現在のところ職場で最も低代表グループとなっている黒人とラテン系アメリカ人の採用を増やすことに注力し、この集団のエクスペリエンスの向上に努めます。

アクション:

  • 米国における黒人とラテン系アメリカ人社員の全体での人数を、2023 年までに 30% 増やします。
  • 米国における黒人とラテン系アメリカ人のリーダーの数を、2023 年までに倍に増やします。
  • 今後 1 年間、トレーニングに 25,000 時間を費やして、すべてのリーダーがあらゆるバックグラウンドを持つ人財を惹きつけ、採用し、育成していくことができるように支援します。

ビロンギングの文化を育てる。優秀で多様な人財を採用することは不可欠なステップですが、ビロンギングの文化を醸成することも同じく重要です。そのような職場でこそ、Workmate は自分の最良の状態で仕事に臨むことができ、目的意識、信頼感、つながり、成長を実感できるのです。 

アクション:

  • あらゆる属性のすべての Workmate に関して、ビロンギングにおける差異が 3% 未満に留まるように支援します (当社の VIBE IndexTM のビロンギングの成果にも活用されている Great Place to Work の調査による計測)。 
  • Workday のコア バリューについての考え方とそれに基づく行動に VIBE を取り入れます。
  • 今後 1 年間、キャリア育成プログラムと教育に 15 万時間を費やし、黒人とラテン系アメリカ人社員の存在感とオポチュニティを向上させます。

インクルージョンを重視した製品とテクノロジーの構築。私たちは世界最大規模の企業に人事ソフトウェアを供給するプロバイダであることを重大な責任と受け止め、Workday 自身とお客様の B&D への取り組みを支援する製品の開発と提供を続けていきます。

アクション:

  • 製品とソリューションのイノベーションによって、職場のダイバーシティとビロンギングの計測とベンチマーキングを実行できるようにします。これには以下が含まれます。
    • VIBE CentralTM (2020 年)。VIBE Central はダイバーシティおよびインクルージョン関連のデータを Workday ヒューマン キャピタル マネジメント内の単一の統合ダッシュボードに集約します。
    • VIBE IndexTM (2021 年)。VIBE Index は、5 つのカテゴリにまたがる組織の取り組みの相対的なパフォーマンスと成果を計測し、ポジティブな変化のためのオポチュニティが高い箇所を特定すると同時に、職場全体のエクイティについての VIBE Index スコアも示します。
  • VIBE Central を導入した最初の 300 社については、無料でワークショップ サービスを提供します。
  • お客様には半期ごとに B&D 製品ロードマップを発行し、革新的なソリューションについての重要なお知らせをお届けします。

Workday は、私たち自身とお客様のビロンギングとダイバーシティへの取り組みを支援する製品の開発と提供を続けていきます。

コミュニティの強化。真のインパクトをもたらすためには、自分たちの取り組みを社外にまで広げ、有意義な慈善活動へ投資したり参加したりすることで、正当な待遇を受けられていないマイノリティを支援するような政策、活動、組織をサポートする必要があると考えています。

アクション:

  • 以前に発表したとおり、今後 1 年間にわたって社会正義イニシアチブに 1,000 万ドルの寄付を行います。
  • 2023 年までに、Workmate が世界中のコミュニティで人材育成の活動やスキルに基づいたボランティア活動に 25 万時間を貢献できる機会を用意します。
  • 2023 年までに、Opportunity Onramps の採用活動を推進することで、キャリア初期から中期までのフルタイム人員の 20% を雇用するようにします。

将来への希望

これらの活動は時間がかかるものですが、Workday のリーダーや Workmate と協力しながら、変化が定着するように取り組みを続けるつもりです。活動を続けながら学びを深め、重要なマイルストーンを達成し、仕事を遂行するのに必要な時間とリソースとスキルを投資していきます。私たちのエネルギーと労力を結集させることではじめて、良い影響を生み出すことができます。それは全員にとってのエクイティを実現するために、一人ひとりが自身の役割を果たすところから始まるのです。

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