Workday が持つ誠実さの力を活用する

Workday は、2 年連続で「World’s Most Ethical Companies」 (世界で最も倫理的な企業) の 1 社に認定されました。これを記念し、誠実さがもたらすメリットやトップダウンで正しい期待値を設定する重要性について、Workday の Chris Fedrow が自身の見解を語ります。

Workday は、倫理的なビジネスの取り組みの基準を定義・推進するグローバル リーダー企業の Ethisphere 社により、2 年連続で 「World’s Most Ethical Companies」 (世界で最も倫理的な企業) の 1 社として認定されました。Workday は今回認定された 136 の企業の 1 つに名を連ねています。この賞は、企業文化、環境や社会への働きかけ、倫理やコンプライアンスに関する活動、ガバナンス、ダイバーシティ、強力なバリュー チェーンをサポートするイニシアチブを評価するものです。

また、今回の認定に合わせて、新たに最高法令遵守責任者に就任した Chris Fedrow をご紹介します。今回は Chris より、Workday の誠実さに対する見解、このコア バリューのための取り組みに特化した彼女の役割、トップダウンで正しい期待値を設定する重要性について語ってもらいました。 

詳しい話に入る前に、今回再度認定を受けられたことと、その重要性についてどのように考えているか教えてください。

誠実さは Workday のコア バリューです。Workday が成長を続け、私たちを取り巻く世界も絶えず変化するなか、社員やお客様、そしてより広範なコミュニティをサポートするうえで、誠実さを中心的価値として維持することは重要です。今回の認定は大変光栄なことと受け止めています。再度選出されたことは、世界中の社員による優れた功績の証であり、喜ばしいことだと思っています。 

また、「World’s Most Ethical Companies」の 1 社と認定されたことは、Workday の事業の成功を直接的に表しているとも言えます。こうしたことは、客観的な実績としても示されています。今年の WME 認定企業も含まれる Ethisphere 社の 2022 年の Ethics Index では、過去 5 年間で他社の類似指標を 24% 以上も上回っています。今回のような評価をご紹介することで、Workday と一緒に仕事をしたいと考えるお客様もいらっしゃいました。私にとってこうしたことは励みになりますし、社員の皆さんにとっても来年も認定されるよう業務に一層力を入れる原動力になればと願っています。

 

最高法令遵守責任者に就任したばかりではありますが、今後注力したい取り組みは何でしょうか。また、誠実性に関する業務に特に力を入れることがなぜ重要と考えているのですか?

私たちを取り巻く環境の変化の速さや、現在の地殻変動的な出来事を見ていると、常設の専任チームとして誠実性を維持する取り組みに専念する重要性は、かつてないほど高まっていると感じています。私の役割は現行の法規制を遵守できるようサポートするだけではなく、倫理的な企業であることの重要性や、適切な業務遂行に関して社員が果たす重要な役割について、社員を継続的に教育し情報提供を行うことです。 

倫理やコンプライアンスについて定期的な社員へのトレーニングを行い、年に 1 度の Integrity Week でコア バリューについて理解を促すなど、幅広い活動で、こうした目標を達成しようとしています。これらの活動により、社員やリーダーたちは、誠実であることが自分たちにとってどのような意味を持つかを共有し、議論し合う機会を得られます。 

Workday が考える誠実性とはどのようなものでしょうか?

Workday は誠実性をコア バリューの 1 つと捉えています。誠実性とは、発言がぶれないこと、説明責任を果たすこと、コミットメントに対して忠実であり続けること、すべての人を公平に扱うこと、社員やお客様とのコミュニケーションにおいてオープンかつ正直であることと定義しています。したがって、法に対するコンプライアンスや、これを遵守したうえでの事業展開は、この重要な私の業務の大きな要素ではありますが、リストの項目をただチェックしていくのではなく、より包括的な視野でこうした取り組みを捉えたいと考えています。Workday の誠実性においては、4 つの原則が核になると考えています。

  • エンパワーメント。社員は Workday の最重要のコア バリューであり、誠実性を維持するためには、たとえそれがWorkday のコア バリューとは相容れないことであっても困難な意思決定も行えるよう支援することが重要だと考えています。Workday の社員は、誠実性を重視するという姿勢にためらいを持つことはありません。

  • 育成する。Workday では、適切な業務を遂行するだけではなく、自社で運営する広範なエコシステムによっても社員を育成したいと考えています。今回 Ethisphere 社の認定を受けたことで、Workday はこの領域におけるリーダー企業と見なされるようになります。また、Workday で働きたいと考えた理由として受賞結果が判断材料になったとの社員の声もあります。 

  • 耳を傾ける。私たちは、うまく行っているときだけではなく、目標に届かないときにそれを把握することが大切です。こうした場合、説明責任が非常に重要です。法律がすべての答えを提供するわけではない場合、意思決定において相手と連携し、社員やお客様が何を重視するかを語ってもらうことが大切です。私たちが行動を起こせるよう、こうしたことに耳を傾けなければなりません。 

  • 評価する。評価することの重要性は言うまでもありません。Workday では、社員一人ひとりの誠実性の推進について評価を行っています。また、Workday のプロフィールで表示できる素晴らしいバッジも用意しています。社外の人々については、WME などの認定が事業にとってプラスの影響を持つと考えています。人々は自分の価値観を反映するブランドとの関わりを求めるからです。

「常設の専任チームとして誠実性を維持する取り組みに専念する重要性は、かつてないほど高まっていると感じています」

Chris Fedrow 最高法令遵守責任者 Workday

これまでに、Workday について感じたことがあれば教えてください

私は誠実性や倫理に関するプログラムの策定に 25 年にわたり関わってきました。Workday は私にとって 4 社目の会社です。言っておきたいのは、Workday の誠実性に対する取り組みは正しいということです。私は主に 2 つの理由から、慎重に検討を重ねた上で Workday を選びました。それは、経営陣の考え方と、あらゆる取り組みに示される誠実性に対するコミットメントです。 

初めて全社ミーティングに参加した際、共同創業者兼最高経営責任者 (CEO) の Aneel Bhusri が誠実であることの重要性について、熱く語っていたことを覚えています。私は思わずこんな冗談を言いました。「誰がこのミーティングを企画したの?私は昨日この会社に入社したばかりなのに!」。 そのとき、Workday の誠実性に対するコミットメントには偽りがないというだけではなく、企業としての運営指針そのものなのだとはっきりと理解できたのです。つまり重要なのは、コミットメントに対して誠実であったか、正しい行動を取ることができたか、ということなのです。 

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