企業の従業員エクスペリエンスを AI で再構築

Workday はお客様にイノベーションを提供し続けます。企業全体で高度なプランニングを可能にすることで、生産性の向上とより良い意思決定を実現します。

ヘッドホンをつけ、デスクでラップトップを使って仕事をする社員

AI は、それを受け入れる準備ができている組織でもそうでもない組織でも、ビジネスのあらゆる側面を変革しています。社会、雇用、政治、文化、ビジネスに対して AI が及ぼす影響の可能性に関する予測が、大手メディアやインターネットにあふれているのが現状です。ビジネスリーダーは、その可能性に関心を寄せ、生成 AI は真の意味で世界を変える存在だと確信しています。

では、FP&A の分野で AI はどんな役割を果たすのでしょうか?

将来を予測することがこれほど重要な時代は過去にありません。かつてないほどのスピードで複雑なデータ動向を表示する高度な AI モデルの台頭に伴い、企業は変化するマクロ要因にリアルタイムで適応できる、正確かつ信頼性の高い予測からメリットを得ることができます。簡単に言えば、莫大な量のデータを驚異的なスピードで処理し、対話型言語でインサイトを共有する AI の能力を活用することで、企業は常に時代の先を行くことができるのです。

ここでご紹介したいのが、Workday Adaptive Planning です。

当社は、AI による多次元の、先を見据えた収益予測を追加することで、製品の機能を拡充しています。しかもこの予測機能を、アプリケーションのコアに組み込まれています。こうして当社は Workday Adaptive Planning を通じてお客様にイノベーションを提供し続けます。企業全体を見据えた高度なプランニングを可能にすることで、生産性の向上とより優れた意思決定を実現します。

AI による収益予測

先日、Workday は Workday Adaptive Planning の AI 機能を積極的に活用しているお客様が 1,000 人を超えるという重要な節目を迎えました。当社の最新機能である先を見据えた収益予測の導入率は、当社の顧客ベースでの利用率が毎月 2 倍に増えていることに伴い、急速に伸びています。先を見据えた収益予測を利用すれば、顧客は履歴データを活用し、需要の見通し予測を推進できます。また、Workday AI のリアルタイム分析のおかげで、さらに予測の精度を高めるために他のデータセットを組み込むこともできます。これにより、絶えずデータから学習し、変化する状況に適応する新たなプランニングへの扉が開きます。

当社は、Workday を早期導入したお客様である Team Car Care と密に連携し、先を見据えた収益予測機能を開発しました。同社は、26 の州に 500 店以上の店舗を持つ Jiffy Lube 社の最大規模のフランチャイズ加盟店です。同社は先を見据えた収益予測機能を使用することで、Jiffy Lube 社の各店舗に来店する顧客数を時間帯別に予測し、その予測した顧客数を同社のセールスおよびワークフォース プランに取り入れています。AI はまた、Team Car Care の 500 種類の商品の各店舗ごとの在庫数の予測や、補充の自動化にも役立っています。

先を見据えた収益予測は、現在 Workday Adaptive Planning を利用しているすべてのお客様が利用できる機能となっており、あらゆる業界におけるすべての企業規模のお客様に導入いただいています。これ以外にも以下のような、AI のユース ケースの実例があります。

  • 数十億ドル規模の某通信会社は、先を見据えた収益予測を活用し、既存の市場と新興市場の両方においてサブスクリプション加入者数の増加率をインテリジェントに予測しています
  • 世界的に事業を展開する某小売業者は、さまざまなお客様とチャネルの SKU レベルのデータを分析することで、製品の収入予測の精度が向上しました
  • 某大手ヘルスケア企業は、先を見据えた収益予測を使用して作成されたシナリオを活用し、経費と収益のボトムアップ型予測を比較し、精度と戦略的プランニングを改善しています

当社はお客様と引き続き連携し、Workday Adaptive Planning 向けの次の AI 機能となる、対話型プランニングの開発に取り組んでいます。この機能は、生成 AI と対話型ユーザー インターフェイスを組み合わせ、法人のお客様に対して、重要なデータのインサイトに基づくパーソナライズされたエクスペリエンスを提供するとともに、他者とのコラボレーションを可能にするものです。対話型プランニングは、6 ~ 12 か月以内に早期導入されたお客様向けにリリースを予定しています。

さらに、当社はデータをプランニング プロセスに統合する方法に関するイノベーションを進めています。お客様がより良い計画を策定し、モデルのトレーニングを行い、より情報に基づいた意思決定を行えるようにするのが目的です。Workday Adaptive Planning にはデータ インテグレーション プラットフォームが組み込まれているため、お客様は財務会計システム、運用システム、サードパーティのデータソースを網羅する包括的なデータセットを統合できます。当社のお客様でこれまでに行われた、個別のソース システムの統合の実績は、合計で 350 件を超えます。当社の組み込み型インテグレーション機能により、お客様は IT 部門に頼ったり自らプログラミングに取り組んだりすることなしに、全社のデータを使ってプランを立てられますし、データの自動更新も実現できます。

先日、Workday は Workday Adaptive Planning の AI 機能を積極的に活用しているお客様が 1,000 人を超えるという重要な節目を迎えました。

クラウド データ ウェアハウスからの自動統合

お客様のデータ エコシステムをサポートするという当社の責任を引き続き果たすことで、当社はウィザードベースのコネクタを備えた組み込み型インテグレーション機能を強化し、クラウド データ ウェアハウスへの接続を簡素化、迅速化しています。まず、この開発において Workday のイノベーション パートナーである Incorta 社と提携したことをここで改めてお知らせします。他のクラウド データ ウェアハウスとのパートナーシップを拡大し、お客様のデータ エコシステムにシームレスに適合させることを目指しています。クラウド データ ウェアハウスへのコネクタは、2024 年下半期に提供予定です。

また同時に、財務部門を変革する本格的な取り組みに乗り出した Workday のお客様の間では、Workday ファイナンス リーダー ソリューションの一環として Workday Adaptive Planning を展開するという形で、このアダプタの導入が進んでいます。お客様は Workday のインテリジェントなデータ コアを活用できます。これは、Workday のデータをサードパーティのソースと統合し、このデータを詳細な会計に変換し、意思決定に役立つ豊富なビジネス インサイトを提供するものです。

当社はインテグレーション プラットフォームと AI 機能のイノベーションと開発を継続しつつ、お客様のデータを保護し、信頼できるサービスを提供し、お客様とのコミュニケーションについて透明性を確保しながら進めることに全力で取り組んでいます。お客様のデータを保護し、アプリケーションとインフラの安全性とレジリエンスを保つため、人財、プロセス、テクノロジーに対して厳格な対策を実施しています。 

詳細については、「Gartner CFO と財務エグゼクティブ カンファレンス」で Workday のデータ統合と AI 機能のライブ デモをご覧いただき、ディスカッションにご参加ください。

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