競争の激しい市場で優れたワークフォースを構築するための 3 つのヒント

Workday は、ベイエリアの優れた職場として第 1 位に選ばれました。そこで、最高人財活用責任者を務める Ashley Goldsmith が、素晴らしいワークフォースを構築するための人財獲得についてベイエリアで学んだことをご紹介します。

ベイエリアはテクノロジー企業の中心地であり、プレザントンに本社を構え、サンフランシスコに大勢の社員を抱えるグローバル企業の 1 つとして活動することの楽しさを感じることができる場所です。しかし、ベイエリアを拠点とするあらゆる企業が認めるところでしょうが、人財獲得の競争は苛烈を極めます。

Workday が特に重視して取り組んでいることは、社員にとっての素晴らしい職場を作ることです。今年 4 月、San Francisco Business Times は Workday をベイエリアで非常に働きやすい職場の 1 つとして評価しました。また 6 月 23 日には Bay Area News Group が、大企業部門におけるベイエリアの優れた職場として、Workday を第 1 位に選出しました。このように認められたことは、私たちにとって特別な意味を持ちます。社員にとってより素晴らしい職場を作るにはどうすればよいかをまだ学んでいる途中ではありますが、今回のことは私たちが成長の過程で続けてきたさまざまな取り組みが間違ってはいなかった、ということの証しとなったからです。

とはいえ、優秀な人財を Workday に惹きつけるためにするべきことはまだたくさんあります。本稿では、競争の激しい市場で優れたワークフォースを構築する過程で私たちが学んだ 3 つのことをご紹介します。

エンゲージメントを維持してすばやく行動する

タレント マーケットプレースにはさまざまなノイズがあふれており、候補者とのやり取りの一つ一つが重要です。途中で候補者が興味を失ってしまえば、もう一度関心を取り戻すことは非常に困難です。そこで、Workday では経験豊富な人財かインターンかを問わず、未来の採用候補者とは定期的に連絡を取り合うように努めています (サマー インターンに参加した多くの学生が卒業後に Workday に戻り、Generation Workday プログラムでキャリアを構築していることを嬉しく思っています)。

社員にとっての素晴らしい職場となり、最適な人財を惹きつけるためには、どのような会社であり、どのような考えに基づいて活動しているかを偽りなく伝える必要があります。

Workday の採用担当者は候補者に連絡を取る前に、候補者についてできるだけ多くのことを把握し、候補者との信頼関係を築くように努めています。そうすることで、突然電話をかけるよりもはるかに有意義に最初のやり取りを開始できます。また、候補者の時間を尊重するためにも、候補者が別のオファーを検討中である場合には、速やかに合否の判断を行えるようにしています。ここ数か月で、私たちは協力体制を構築して雇用条件をまとめるスピードを大幅に向上させ、多くの場合は数時間でまとめることができるようになりました。

さらに、いくつかの組織では結果重視の選考 (RBS: Results-Based Selection) プロセスに移行しています。これは、採用マネージャと協力しながら Workday の特定の職務で力を発揮するために必要なコンピテンシーやスキルを決定していくやり方です。このアプローチによって、優秀な候補者をより迅速に見極め、面接の時間を短縮することができています。RBS に移行してから 18 か月が経過しましたが、その結果には大変満足しています。

候補者と社員の接点を作る

優秀な人財を惹きつけようと思ったら、社員こそが最高の看板になるというのはよくあることです。たとえば、候補者と社員の接点を作るために、Workday では候補者を招いてオープン ハウスを開催し、そこで社員やマネージャが現在取り組んでいるテクノロジーやプロジェクトについて話をします。候補者はチームの高揚感を直接肌で感じながら、打ち解けた場で社員と話をすることで、Workday に対する理解を深めることができます。また職場によっては、候補者が実際の面接に臨む前に社員と数時間ほど話す機会を設け、ここで働くことがどのような感じかを見学できるようにしています。候補者はリラックスした状態で面接に臨むことができるうえ、Workday に対する理解も深まっているため、より的確な質問をすることができます。

私たちには 2 つの強みがあります。1 つは企業文化であり、もう 1 つは最も興味深いテクノロジーに社員が携わることができることです。

強みを生かす

社員にとっての素晴らしい職場となり、最適な人財を惹きつけるためには、どのような会社であり、どのような考えに基づいて活動しているかを偽りなく伝える必要があります。したがって、競争の激しい人財市場では自社の強みを生かすことが不可欠なのです。

Workday には 2 つの強みがあります。1 つは企業文化であり、もう 1 つは、最も興味深いテクノロジーに社員が携わることができることです。これは当社がエンタープライズ アプリケーションの開発を続けているためです。このような強みに魅力を感じてくれる候補者が、Workday に集まっています。企業の強みが何であれ、その部分に焦点を当て、それを役立てることです。

この特別な企業文化を維持していくために、私たちはコミュニケーション能力と協調性に長けた候補者を求めており、「個人」よりも「チーム」を重視する人財を求めています。お客様の成功に対する当社の強い思いを感じ取り、楽しみながら仕事に取り組んでくれる人財を求めているのです。私たちは、Workday の価値観に共鳴してくれる社員こそが、最も満足を感じつつ能力を発揮でき、そして長く Workday にとどまってくれるものと考えています。

優秀な人財を惹きつけ、採用し、意欲を高め、維持することは、Workday にとって常に話題の中心であり、当社のアプリケーション開発を進めるうえでも毎日考えていることです。才能ある優秀な人財には多くの選択肢がありますが、そのような人財の多くが Workday を選んでくれたことに、とても感謝しています。

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