人事ビジネス戦略の変革: 革新的なテクノロジーのパワーを引き出す

Workday は『Forrester WaveTM: Human Capital Management, Q2 2023』でリーダーに選出されました。 Workday のテクノロジーを利用すれば、革新的な人事部門を実現し、新たな道を描いて進むことができます。これについて詳しくご説明します。

仕事の未来が注目される中、人事部門は日々新たな働き方に適応し、職務を変革しながら成果を生み出しています。つまり、事務作業から戦略的な業務に至るまで、すべての活動においてアジャイルなアプローチが必要であり、人事部門には価値を重視して未来に備える戦略的パートナーとしての役割が求められているのです。

テクノロジーの進歩によってこのような移行が容易になっていますが、テクノロジーのためのテクノロジーを導入しても革新的な人事部門は実現しません。人事部門リーダーが組織の成長をもたらす環境を構築し、人事ビジネス戦略を推進できるようにする必要があります。これが正しく行われている場合、革新的なテクノロジー自体の優先順位は低くなります。

変革を推進するうえで人事担当者に必要なものは、現在の目的に合わせて設計され、将来の動向にも対応できるように構築されたテクノロジーであるといえます。

この点においても、Workday が『Forrester WaveTM: Human Capital Management, Q2 2023』でリーダーに選出されたのは喜ばしいことです。アナリストからの評価につながったと思われる「人財に関するインサイトを得るための高度なアプローチ」や「ユーザーの手間を省くための人工知能 (AI) および機械学習 (ML) の戦略的な活用」などは、私たちの誇りです。これらは、人事部門が変革を主導するうえで最も重要な要素です。

Workday のテクノロジーによって革新的な人事部門を実現し、お客様が新たな道を進めるようにサポートする方法についてご説明します。

AI と ML を利用してスキル ベースのワークフォース管理へと移行する

Forrester 社はレポートの中で、「AI/ML とその機能の倫理的な活用について透明性を確保できるベンダーは、他社に差をつけられるだろう」と述べています。

Workday では、10 年以上前から AI と ML をテクノロジー プラットフォームのコアに組み込んでいます。Workday の包括的な統合データ モデルにより、一貫性のあるクリーンなデータを維持できます。これは、断片化されたデータやサイロ化されたデータを使用する個別の製品では実現できません。Workday でデータとテクノロジーを活用することで、人事部門は役割ベースの人財管理からスキル ベースのアプローチへと移行できます。

テクノロジーやビジネスの変化が加速し、従業員は専門能力の開発や柔軟性を求めるようになっています。このため、仕事の未来ははるかに動的になっており、従来の組織図では対応できません。Deloitte 社の『グローバル ヒューマン キャピタル トレンド 2023』レポートによると、職務に最適な業務構成になっていると回答したのは、ビジネス エグゼクティブの 19% と従業員の 23% のみでした。

Workday Skills Cloud は AI と ML が組み込まれたオープンなスキル インテリジェンス基盤であり、人事部門は業務をスピードアップできます。Workday Skills Cloud では、人間の言語におけるスキルの使用方法を分析し、各スキルの関係性を把握できます (スキル オントロジー)。つまり、Workday で管理および維持されているスキル データ、お客様の専有スキル データ、社外のデータソース (ラーニングの評価、スキル アプリケーション、労働市場データなど) といった幅広いソースのスキル データを統合し、スキル中心のワークフォースに大規模にマッピングできます。

その結果、人事部門チームは、ワークフォースの現在のスキルに関するインサイトを獲得し、将来必要となるスキルをまとめることができます。そのうえで、オープンなスキル エコシステムを構築して業績と順応性に優れたワークフォースを推進できます。さらに、Skills Cloud はすべての Workday アプリケーションで活用されているため、企業内のすべての組織が人財に関するデータドリブンの意思決定を行えます。

Workday では、10 年以上前から AI と ML をテクノロジー プラットフォームの中核に組み込んでいます。

Workday Skills Cloud は、Workday の幅広い AI 戦略の一例に過ぎません。Workday Prism Analytics (サードパーティ データを取り込む分析プラットフォーム) と Workday Extend (ユーザーがアドオン アプリケーションを構築できるようにするツール) によって、お客様は AI と ML を活用した独自の機能を迅速かつ容易に構築して、ビジネスに不可欠な多様なニーズに対応できます。企業は、Workday データの活用、他のデータとの統合、当社の ML サービス API の活用を通じて、Workday Extend で ML を利用した新たなビジネス機能を構築できます。

Forrester 社のレポートでは、Workday のテクノロジーについて次のように説明しています。「Workday のスキル基盤では、ユーザー向けに多数のタレント ジャーニーが明示されています。実務担当者向けの直感的なツールと基盤となる AI/ML により、ユーザーの手間を省くことができます。組織のアジリティを強化する Workday Extend は、Workday とパートナー コミュニティが開発したパッケージ ソリューションなど、システムの PaaS ツールを活用した事例で注目を集めています」

これらのツールを組み合わせることで、企業はチームとビジネス機能の両方を、自信を持って構築、デプロイ、管理することができるため、将来の成功につながります。

多角的にタレント ソリューションを推進する

人財管理プラットフォームが社員にしか対応していない場合、人事部門は外部ワークフォース エコシステム全体を可視化できません。これは重大な盲点となる可能性があります。たとえば、米国ではワークフォースの 36% が契約社員、コンサルタント、ギグ ワーカーで構成されています。

Workday では、人事部門が経営幹部の戦略セッションに本格的に参加して迅速に適応できるようにするには、ワークフォースの全体像を把握する必要があると考えています。Workday VNDLY は、Workday のコア データ基盤に直接接続できる唯一のベンダー管理システムです。つまり、Workday はワークフォース エコシステム内のすべての非正規社員に対応する初のエンタープライズ マネジメント クラウド プラットフォームなのです。この機能により、人事部門は、正社員、現場の社員、臨時従業員などの非正規社員を含むワークフォースについてより豊富なインサイトをすばやく取得できるため、ひとつのワークフォースとして連携する仕事の未来を形成できます。

Workday のお客様が Workday VNDLY を使用すれば、臨時従業員のライフサイクルをエンドツーエンドで管理できるというメリットを得られます。これを Workday の他の製品とともに導入するだけで、ワークフォース全体をインテリジェントに管理できるようになります。

同様に、Workday の VIBE™ (Value Inclusion, Belonging, Equity) Index でも、人事部門リーダーは戦略を推進できます。VIBE Index™ によって、人事部門は採用、昇進、社員の帰属意識などのあらゆることを容易に評価し、組織の現状を確認して、改善に向けて前進することができます。Workday の単一のデータ モデルと優れた人財アナリティクス エンジンを利用すると、人事部門はノイズをかきわけて重点分野を正確に把握し、最大の効果を上げることができます。

Forrester 社のレポートで、「Workday は迅速な適応と顧客のニーズの先取りにより、仕事の未来を創造する、という優れたビジョンを実現している」と評価されました。

Workday は Forrester WaveTM でリーダーに選出されました。

高度にパーソナライズされたエンプロイー エクスペリエンスを提供する 

パンデミック下において、社員の期待は劇的に変化しました。人財市場が過去最高レベルにひっ迫する中で、魅力的なエンプロイー エクスペリエンスを提供できる企業は容易に競合他社を凌駕したのです。意外なことではありませんが、最新の Workday のグローバル調査によれば、人事部門リーダーの半数が優れたエンプロイー エクスペリエンスを重視し、企業全体の変革を加速させていることがわかっています。

優れたエンプロイー エクスペリエンスを生み出すために、人事部門は、社員センチメントをほぼ静的な唯一の指標として扱う従来の社員調査から脱却しなければなりません。Workday Peakon Employee Voice は他社のツールとは異なります。インテリジェント リスニング プラットフォームとして、自然言語処理と高度な人財アナリティクスを統合し、リーダーが先を見越して活用できるインサイトを引き出します。

Forrester 社のレポートでは、Workday について次のように説明しています。「Workday は、お客様のコミュニティとのコラボレーションと R&D への多額の投資により、クライアントのアジリティを推進するサービスを生み出しています。Workday のビジョンには、包括的な再設計によって買収した最高クラスのソリューションをスイートへとレベルアップすることが不可欠です。この戦略の例として挙げられる VNDLY と Peakon の買収により、外部人材やエンプロイー エクスペリエンス (EX) の管理能力が向上しています」

Forrester 社のレポートで、「Workday は迅速な適応と顧客のニーズの先取りにより、仕事の未来を創造する、という優れたビジョンを実現している」と評価されました。

波に乗る

ビジネスで成功し続けるには、人財への適切なアプローチと、それを管理するための適切なプラットフォームが必要です。

Forrester 社のガイダンスで明示されていますが、組織は人事部門のテクノロジー環境を見直した後に、次のようなプラットフォームを探す必要があります。

  • AI と ML への投資に対する透明性が高い倫理に配慮したアプローチを提供できる

  • エンプロイー ジャーニー全体でプロセスの煩わしさがなく、リーダーが人間中心のアプローチを実行できる

  • 社員と企業双方のニーズに対応する高度なパーソナライゼーションにより、価値創造までの時間を短縮できる

Workday は、Forrester 社からもお客様からも、人財管理ソリューションの主要なプロバイダとして認められています。さらに、人財をビジネスの価値に結び付けることで、引き続き仕事の未来を変革していきます。

9 月 26 日~ 29 日にサンフランシスコの Moscone Convention Center で開催されるカンファレンスにご参加ください。オンラインでの参加も可能です。詳細を見る

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