ERP を超えるために CFO が検討すべき上位 5 つの質問
次世代のエンタープライズ リソース プランニング (ERP) システムに注目している財務リーダーは、自社のソフトウェアの人事データ、業務データ、財務データを統合し、現在および将来にわたって価値を生み出す方法を詳細に検討する必要があります。
次世代のエンタープライズ リソース プランニング (ERP) システムに注目している財務リーダーは、自社のソフトウェアの人事データ、業務データ、財務データを統合し、現在および将来にわたって価値を生み出す方法を詳細に検討する必要があります。
レガシーのエンタープライズ リソース プランニング (ERP) システムが提供するデータの精度および速度は、20 年前のレベルに留まっています。今後 20 年以上にわたって企業データを最大限に活用するには、人事データ、業務データ、財務データを統合し、将来に向けたインサイトを引き出す強力で直感的なシステムが必要です。
次世代の財務機能を構築するための最初のステップは、テクノロジーを使用したより高度なインサイトの獲得、適応力の強化、全社規模での価値創出を実現することです。つまり、レガシー ERP システムからの脱却が必要なのです。
時として企業で最も重要なエグゼクティブとしての役割を担う最高財務責任者 (CFO) は、その具体的な役割とは何かについて疑問を抱くでしょう。過去のERP を超えるためには、財務リーダーが企業のアジリティや技術的能力について適切な質問を行い、企業が常に変化する世界に適応するためには何が必要なのかを理解する必要があります。
ERP を超えるとは、さまざまな方法でレガシー システムから脱却することを意味します。Workday エンタープライズ マネジメント クラウドは、クラウドベースのインテリジェントなデータ コアを通じて企業全体で唯一の正しい情報源にアクセスできるようにします。これにより、より包括的なインサイトをすばやく入手し、ビジネスを前進させることができます。また、より強力なファイナンシャル プランニング & アナリシス (FP&A) および xP&A (拡張計画・分析) が可能になります。Workday の設定可能なフレームワークは組織のアジリティと適応力も高めるため、現在および将来にわたって課題に対処できるようになります。
Gartner® 社の最新のレポート『2022 年の予測: 財務部門におけるアプリケーションの ERP スイートへの統合』1 には、次のように記載されています。「より多くの企業が財務管理スイートを活用するようになるでしょう。スイートを使用すると、財務プラットフォームと分析プラットフォームを一元化できるだけでなく、クラス最高の追加ソリューション以上に豊富な機能を利用できます。また、その他の機能や業務能力と合わせて財務アプリケーションを考慮すると、ERP スイートがより多くの企業にとっての将来的な道筋になりつつあります」
Gartner 社の『2022 年の予測』レポートには、財務リーダーが ERP システムおよび財務管理システム (FMS) を評価する際に考慮すべき 3 つの重要な要素が示されています。
「ERP およびコア ファイナンシャルには急速なペースで新機能が追加されている (FP&A、xP&A、決算処理アプリケーション、資金/キャッシュ マネジメント、発注から入金まで [O2C] に対応する財務拡張機能など)」
「ERP の FMS 機能との連携が強化され、O2C がサービス主導の ERP ソリューションを選択する際の決め手となりつつある」
「AI [人工知能] 機能を含め、これらのソリューション/新機能 (コア FMS や FP&A アプリケーションに組み込まれている場合がある) が予測、ガバナンス、監査性をいかに向上し、コストを削減できるかを評価する必要がある」
Workday が財務/IT 部門の 1,060 人のシニア リーダーを対象に実施した最新のグローバル調査「CFO と CIO のパートナーシップ: ERP を活用した財務変革への道筋」では、今日の企業における財務のデジタル トランスフォーメーションの現状と、それが財務部門と IT 部門の両方に及ぼしている影響を調査しています。また、社内外において CFO と最高情報責任者 (CIO) の連携が成功の鍵となる理由についても明らかにしています。半数以上 (54%) の CFO が、自社のレガシー ERP システムには今日のビジネス環境の需要を満たせるだけの柔軟性がないことを認めています。
ERP を超えるためには、CFO はソフトウェア プロバイダを単にベンダーとして選択するのではなく、デジタル トランスフォーメーション実現の鍵となりうる適切なパートナーとして検討することが重要です。
財務部門と IT 部門は、インサイト、アジリティ、人財の側面から共通の基盤を見つけなければなりません。CIO の 69% は、財務知識が限られているにも関わらず、財務テクノロジーのイノベーションを求められていると述べています。また CFO の 41% は、財務に関する重要な会議に (問題解決にテクノロジーが不可欠な場合でさえも) CIO が出席していないと認めています。
エンタープライズ ソフトウェアの未来に対する Workday のビジョンは、Workday エンタープライズ マネジメント クラウドに反映されています。クラス最高のアプリケーション、拡張性の高いプラットフォーム、比類のないカスタマー エクスペリエンスを組み合わせることが、当社独自のアプローチです。Workday は実際、その実行能力とビジョンの完全性を評価され、サービス主導の企業向けクラウド ERP に関する Gartner® 社のマジック クアドラント™ (2022 年)2 でリーダーに選ばれました。
インテリジェントなデータ コアを備えた Workday エンタープライズ マネジメント クラウドは、レガシー ERP システムとは大きく異なります。このデータ コアにより唯一の正しい情報源に 1 箇所からアクセスできるようになるため、重要なインサイトを入手してビジネスを前進させることができます。Workday の順応性に優れたプラットフォームを使用すると、財務リーダーはコンポーザブルなテクノロジー戦略を策定できます。ビジネス アプリケーションを開発することも、新しいビジネス機能を構築してプラットフォームを拡張することも可能です。
Gartner 社の調査には次のような記述があります。「コンポーザブルな ERP は、基本業務、管理、オペレーションに必要なデジタル機能を実現し、企業がビジネスの変化に合わせて対応できるようにする柔軟なテクノロジー戦略です。この戦略はコンポーザブルなアプリケーションの基盤を提供するだけでなく、高度な設定と相互運用が可能な柔軟なソフトウェア プラットフォームをサービスとして提供します。これにより、未来の最新テクノロジーに適応できるようになります」3
ERP を超えるためには、CFO はソフトウェア プロバイダを単にベンダーとして選択するのではなく、デジタル トランスフォーメーション実現の鍵となりうる適切なパートナーとして検討することが重要です。成功を収めるうえで極めて重要なのは、コラボレーション重視のアプローチです。
パートナーを選択する際に、財務リーダーは以下の点に考慮する必要があります。
Gartner 社の市場シェア レポートによると、Workday は 2020 年から 2021 年にかけて全地域で最大の FMS サブセグメントの収益拡大 (3 億 4,700 万ドル) を実現しました。これは、Oracle 社および SAP 社と比較すると 47.58% 増になっています。4
Gartner 社の市場シェア レポートによると、Workday は 2020 年から 2021 年にかけて全地域で最大のヒューマン キャピタル マネジメント (HCM) サブセグメントの収益拡大 (3 億 9,200 万ドル) を実現しました。これは、Oracle 社および SAP 社と比較すると 13.02% 増になっています。4
Gartner 社の市場シェア レポートによると、Workday は全世界における SaaS 型 ERP の収益で 2021 年に最大の市場シェア (19.1%) を獲得しています。2020 年から 2021 年にかけては 7 億 3,800 万ドルという最大の収益拡大を実現し、Oracle 社および SAP 社と比較すると 19.8% 増になっています。4
市場における成長は、当社のソリューションに対するお客様の信頼の証しだと Workday は考えています。
はい。業務の効率化に向けて、Workday の財務部門では絶えず自動化を進めています。当社ではゼロデイ クローズの達成に取り組んでいます。働き方を常に見直し、財務プロセスの障壁を取り除くことで、決算処理方法を変革しています。Workday の最高会計責任者である Philippa Lawrence は次のように述べています。「当社は報告サイクル タイムを 50% 短縮し、四半期ごとの取締役会への最新状況の報告にかかる時間を 3 日からわずか数時間に短縮することができました」
CIO の 69% は、財務知識が限られているにも関わらず、財務テクノロジーのイノベーションを求められていると述べています。また CFO の 41% は、財務に関する重要な会議に CIO が出席していないと認めています。
さらに広く見れば、当社の財務部門と IT 部門は密接に連携し、全社規模でグローバルに会計、財務、営業、調達管理の効率性とアジリティを向上させています。また、半期ごとにリリースされる新機能を含め、Workday システムの機能のほぼ 98% をデプロイ (またはロードマップを作成済み) しています。これには以下の事業部門が含まれます。
一部の事業部門では次のような成果を上げています。
Workday のストーリー、および Workday が実現する ERP を超えるシステムの詳細をご覧ください。Workday エンタープライズ マネジメント クラウドを活用すれば、かつてないほど容易な方法で常に変化する世界に適応できます。
1『2022 年の予測: 財務部門におけるアプリケーションの ERP スイートへの統合』著者: John Van Decker、Robert Anderson、Greg Leiter、2021 年 11 月 12 日
2『サービス主導の企業向けクラウド ERP に関する Gartner 社のマジック クアドラント』著者: John Van Decker、Denis Torii、Tim Faith、Sam Grinter、Patrick Connaughton、2022 年 7 月 12 日
3Gartner 社、『集団的ガバナンスを通じたコンポーザブルな ERP デプロイメント』著者: Duy Nguyen、Tim Faith、2021 年 9 月 30 日
4Gartner 社の調査に基づいて Workday が作成した図。Gartner® 社の市場シェア レポート: 『全世界におけるエンタープライズ リソース プランニング (2021 年)』著者: Chris Pang、Abhilash Khalkar、2022 年 5 月 5 日
Workday, Inc. による算定
Gartner 社は、同社の公開済みリサーチ資料に記載されているベンダー、製品、サービスについて、いずれも支持するものではありません。また特定のベンダーに対して同社が最高評価またはそれ以外の評価を与えることによって、同社がテクノロジーのユーザーに対して、そのベンダーを選択するように推奨するものではありません。Gartner 社のリサーチ資料は、調査結果に基づいた同社の見解であり、事実の表明として使用することはできません。Gartner 社はこの調査結果について、明示または黙示を問わず、商品性または特定目的への適合性の保証を含んだ一切の保証をいたしません。GARTNER は米国および世界各国における Gartner, Inc. または関連会社の登録商標およびサービス マークであり、使用にあたってはその許可が必要です。All rights reserved.
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